1999しし座流星群
撮影者:松本 和久
撮影データ:広島県深安郡神辺町
1999年11月19日 4時28分〜90秒露出
フィルム センチュリア800
カメラ ペンタックススーパーA
レンズ 50mmF1.4 絞り開放
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しし座流星群撮影記
11月18日午後11時,仕事を終え帰宅。途中車から夜空を見上げるも一向に流れ星が見える気配がない。 昨晩の極大日がべた曇りとなり、今年のしし座流星群はあえなく終了したものとほぼあきらめていた。未練がましく午前0時、午前1時と1時間おきに自宅の窓から顔を出し夜空を見上げるも流星の姿は見えず、今日の仕事の後片付けをしてもう寝ることにした。最後にもう1度と床に就く前の午前2時に見上げたところ2,3分の間に2個の流星を確認。ここから事態は急変。もしかしてこれから明け方にかけて増えるのかもしれないと、バラバラにしてあった三脚や赤道儀を2階から担ぎ出し準備に取り掛かった。何分これまで写真を撮影した経験がほとんど無い素人なもので、あたふたしながらセッティングをし、午前3時前から撮影開始。 福山の街明かりが有るため1コマ90秒を目安に、かに座から牡牛座、オリオン座、双子座と数コマごとに位置を変えていくもなかなか枠の中には入りません。 それでも午前3時から午前4時の間は比較的多く(1時間に30個程度)は流れていたようです。特に北側よりも南側の低空で多くの流れ星が確認できました。途中すばる付近を流れた1等星くらいものは撮れたと思ったのですが、まったく写っていませんでした。 そうこうするうち午前4時を回り、静寂を切り裂く新聞配達や牛乳屋さんのバイク音があちらこちらで聞かれるようになり、町が眠りから覚め空が少しづつ明るさを取り戻し出し始めてしまいました。更に悪いことに流れ星がほとんど見られなくなってしまい、撮影もそろそろ限界と感じたので、フィルムの残り枚数を使い切って明日の仕事に備えて早く寝ようとしていたところ、 36枚目中の35枚目で この日見た中では最大の流星(流星痕も確認)が午前4時29分頃流れました。 昨年の11月18日の午前1時47分に流れたものも見ていましたがそれよりは暗かったように思います。 フレームの一部には入っていると思いましたが全体が入っているかどうかは半信半疑で翌朝すぐに現像してもらいきれいに納まっていることを確認し、 やっと喜びに浸ることができました。 その後、児玉先生に写真を見ていただいて、色々と助言をいただき、新聞にも載せることができ、より一層の感激を覚えました。素人の自分が、十分な準備の無いままこれだけの写真を撮ることができたのはラッキーとしか言いようが有りません。 今回は粘り勝ちというより運が良かっただけだと思います。また運が良ければ挑戦してみたいと思います。 |