●麻田記念天体観測所製作記
メンバーが一致協力して手作り天文台を製作しました

1996年9月8日(日)金尾さんとスライディングルーフの位置決めをし、杭を打ちました
9月28日(土)基礎のブロックは専門の業者に依頼しました。ブロックは幅15cm。2段積みです
10月6日(日)クラブの例会に横山さんがスライディング・ルーフの模型を作ってきました。例会で建物の細かい寸法を決定し、材料の仕入れを横山さんに依頼しました。

10月13日(日)横山さんの木工工場で製作を開始しました。角材の山です。

パネル枠を工場で作り、現地でいっきに組み立てる工法です。左が横山さん、右が金
尾さんです。出来上がったパネルの枠を積み重ねていきました。
左が横山さん、右が金尾さんです。出来上がったパネルの枠を積み重ねていきまし
た。木工工工作は優秀な横山製作所の機械のおかげで1日でいっきに終えました。

10月19日(土)基礎ブロックの上に角材を取り付けに行きました。左が村上さ
ん、右が金尾さん。
角材を並べ、アンカーボルトの位置決めをします。

赤道儀の基礎はセメントを流してブロックを置いただけですが、これでも赤道儀は全く振動しません。

ハンドドリルで角材に穴を空けます。

角材の穴の位置に合わせてアンカーボルトをセメントでブロックに埋めます。

 

角材に切り欠きを入れ、アンカーボルトが出っ張らないようにします。この後防腐剤
として角材にコールタールをたっぷり塗りました。風通し穴は6ヶ所です。

10月20日(日)鉄骨の屋根枠作りです。鉄
骨を切断しているところ
横山さんが電気溶接をしているところ。

金尾さんが鉄骨の面を取っているところ。

横山さんと金尾さんが鉄骨に穴を空けているところ。

10月27日(日)この日も鉄骨の屋根枠作りの続きです。東さん(左)と的場さん
(中央)が加わりました。屋根枠を仮組立し
たところ。
作業は夜まで続きほぼ準備は完了しましたが、足らないところはその後横山さんが準備してくれました。
11月1日(金)に外壁材の一部を金尾さんが現地に搬入しました。この日、望遠鏡と赤道儀も福山市瀬戸町の児玉のドームからプレハブ小屋に搬入しました。
11月3日(日)会員を総動員していよいよ現地組立が始まりました。錆止めを塗る高橋さん(左端)。横山さんは高熱を押して指揮をとります。右の横山さんのトラックで建材を運びました。
パネル枠を基礎の角材に取り付けます。左から田曽さん、村上さん、高橋夫人。

床下の角材には防腐剤のクレオソートを塗りました。

屋根を付ける前に高橋夫人の手作りのおやつで一休みしているところです。左から横
山さん、村上さん、高橋夫妻、田曽さん、的場さん。後ろの小屋が6畳のプレハブ、
左がトイレです。当日は絶好の日和に恵まれました。
ルーフのレールに錆止めを塗ります。
作業用に床に板を仮置きしました。

設計ミス発覚!すべて同じ寸法のパネルを組み合わせたため、長辺で寸法不足になり
ました。(翌日横山さんが角材でつないで事なきを得ました。)。
壁用パネルの組立完了。

おやつを食べた後、屋根の組立開始。
鉄骨をボルトとナットで止めていきます。

2つのスライディング・ルーフの鉄骨枠が組み上がりました。
夕暮れ迫る中、屋根板の取り付けを急ぎます。

どうにか2つの屋根ができました。これで少しくらい雨が降っても大丈夫。

レールは、まだ仮止めです。

翌11月4日(振替休日)朝日を浴びる建設中の観測所です。観測所の組立2日目です。

金尾さんはレールを水平に固定する左官仕事にかかりました。 横山さんが側壁用のパネルを切断しています。
サンケイ新聞が取材に来るというので、大急ぎで作業をしています。

取材は手前の壁面だけ張ってしのぎました。右手前がアストロクラブの口径35センチドブソニアン望遠鏡です。

金尾さんがレールの水平を出しています。

レールがほぼ完成しました。

 
最後の壁パネルを打ち付けているところです。

作業は夜に及び、車のヘッドライトの中でがんばりました。


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