小川さんのアフリカ皆既日食撮影記

小川さんの皆既日食画像が、月刊天文の表紙を飾りました こちら

撮影日:2001年6月21日
撮影場所:ザンビアの首都ルサカの空港駐車場にて。
撮影機材:タカハシFC-100(口径10センチ屈折、焦点距離800ミリ)。五藤MarkX赤道儀、
ペンタックスMZ-3、フジクローム・ベルビア。
児玉塾にて

小川さんが無事帰国され、
児玉塾に撮影した皆既日食の写真を持参して
見せて頂き、スキャンをさせて頂きました。

何となく、アフリカの大地の臭いがするのは
あながち気のせいでもないはず。

現地の新聞でポーズを取って頂いて塾で撮影
しました。

第2接触

1/250秒。最後に小さな光が残り、今まで見たうちで最も美しい第二接触だったそうです。


プロミネンス: 1/250秒。皆既に入った直後で、彩層も写っています。

コロナ: 1/8秒
 

第3接触: 1/500秒

(右)コロナと木星:コロナの左下の明るい星が木星です。35ミリレンズF5.6、3秒露
出。フジクローム・ベルビア使用。

 

テーブル山の夕暮れ:
てっぺんが平らなテーブル山。
南アフリカのケープタウン近郊です。

(左)喜望峰の前に立つ小川さん

 

 

ケープタウンの夜景と火星:

町あかりの上に接近中の火星が輝いています

小川さんは阪急交通社のツアーで、出宮先生の協栄産業(近畿日本ツーリスト)のツアーとは別でしたが、
アフリカのホテルで偶然出宮先生に会われたそうです。

往きは関西空港から香港経由で一気に南アフリカの首都ヨハネスブルグに飛び、更にケープタウンまで、
18時間の飛行機の旅だったそうです。
ケープタウンでは2泊し、テーブルマウンテンや喜望峰を見学したそうです。

日食の当日、ヨハネスブルグから飛行機でザンビアの首都ルサカに入り、空港内の駐車場で観測しました。
現地には午前9時に到着し、機材準備の時間は十分あったそうです。また警備も万全で、
安心して撮影できたそうです。

しかし、赤道儀の電源や鏡筒バンドのトラブル・事故が発生。やはり日食は何度体験してもどきどきはらは
らするそうです。

帰りは6月24日(日曜日)関西空港着。新幹線の最終便に飛び乗って帰ってきたそうです。