天体望遠鏡グリスアップ作戦 アストロクラブ 石井照章

昨年11月ビクセンFL−102Sの赤道儀が固くなり自動追尾がどうもうまくいかない。
グリスが古くなってガチガチに固まっている様子で、いつか分解をしてやろうと思っていましたが。
お正月の休みにやっと時間が取れ、分解掃除にチャレンジしました。

 それに先立ち、
メーカーであるビクセンさんにメールで分解掃除について相談したところ、
「ビクセンが責任を持って修理するので 個人で分解するとメーカー保証が受けられなくなる」との

大変丁重なメールを頂きました。

しかしながら ご親切に内部に使われているグリスのメーカーは教えていただきました。
「信越化学のシリコングリスに鉱物性グリスをブレンドしている」との事。

さっそく 信越化学のシリコングリスは昨年中に手配しました。

分解の手順ですが主鏡、鏡筒バンドなどをはずす。そして

極軸望遠鏡の分解にかかる 極軸望遠鏡は特殊な6角レンチが使われており ピンレンチも必要なため近所の工具店に買いに走るが売っていない。あきらめかけたところ、6角ビスを見つけ、それを緩めると極小ドライバーで簡単にスルスル回る事がわかる。
  バランスウエイトを取り去り、赤緯モーターの取り外しにかかる。赤緯モーターは裏からでかくて長い6角ねじでくりぬいて取り付けてあり、モーターにある4っつのねじは調整用のネジでした。
思ったより簡単に極軸望遠鏡が取り外せた。

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