望遠鏡の主鏡清掃 2003年11月29日 石井照章

雨だと何もできないので、天体望遠鏡の主鏡清掃に挑戦してみた。
タカハシMT−200は背面にある3本のねじをゆるめると、あっさりと主鏡が取り出せる。

鏡を取り出して、洗面所シャワーでゴミを洗い流し、
台所用合成洗剤を垂らして 手のひらでやさしくなでる。

乾燥はバスタオルの上にしばらく置いて自然乾燥。

やはり棒ぞうきんとタオルで前回清掃したときのキズが
ハッキリと残っている。

鏡のキズを写真に撮影するのは大変だ。

清掃のあとは、センターポイントを正確にマークする必要があり、一般的には

1.紙にコンパスで正確な円を描いて紙を切り取り、
  真ん中に穴を開けて鏡に紙を乗せて、ポイントを描く。
2.鏡に紙を乗せて鏡の端っこを折り返して、鏡の形を紙に写して、4つ折りにして真ん中を決め、
  センターを割り出して、マジックでマークする。

いろいろ考えてみたが私の場合は
レコードプレーヤーに鏡を乗せて回転させながらマーカーで円を描くことにした。

少しずつセンターに鏡を追い込んでいって、鏡のブレが無くなったのを確認して
マーカーを鏡の上に置くと、ターンテーブルが回っているので 自動的に正確な円を描いてくれる。

これが何の努力もなく、正確に中心に円を描けた図。

おらく1mm以下の精度になっていると思う。

ただし、考えてみるとあくまで鏡の重心のセンターであり、

光軸とは少し違うのかもしれないなぁと・・・思いながら無視。

さいごにトレイシーという東レの高分子繊維の布で

きれいに拭いて作業終了。

そのうち組み立てます つづき・・・・