田中yumiの胎内星まつり   あつし君の絵日記はこちら-->>

夏休みということで、アックンと「乗り物」に乗ろう!と思い、計画したのが、この胎
内星まつりへの旅行でした。(別に星まつりに行かなくても・・と思われるかもしれま
せんが、それは、まぁそれで・・  たしかに母親のワガママだと言われても仕方がな
いのですケド・・)

広島〜新潟への直行便は西空港からのみで、夕方の便しかないんですね。
それで、新幹線で新大阪まで行き、伊丹空港から新潟へ飛びました。
(注)ピカチュウグッズが欲しくて、ANA便にしたのはいうまでもありません。
胎内星まつりの会場のある黒川村へ行くため「中条駅」へは特急電車で。新潟駅では、
レンタカーを借りようかと思ったりもしたのですが、なにしろ「下調べ」もなにもして
なくて。ただ天ガに載ってた「星まつり」のページのコピーだけしか手元になかったんです。
中条駅に着いて・・一瞬、固まってしまいました。そこからホテル(胎内ロイヤルパークホテル)への距離が全然わかりません。なにしろ「下調べ」もなにもなくて・・(再)
駅に、ホテルのカンバンがあったのと、星まつりの案内に「タクシー」と書いてあったので、とりあえずはタクシーでいいのかな、と思い、1台だけ残っていた車に乗り込み、「スミマセン・・ロイヤルパークホテルまでお願いします」と、おそるおそる言っ
てみたら、「ハイハイ」とのお返事に(これでいいんだ)と確信しました。運転手さんには当然の如く、「星まつりですか?」と聞かれたので、「広島から来ました」と言うと「 ・・・えーっ!?」って・・・・。
運転手さんには当然の如く、「星まつりですか?」と聞かれたので、「広島から来ました」と言うと「 ・・・えーっ!?」って・・・・。今度は、運転手さんが固まってたようで、数秒間の沈黙のあと、「いや、全国からお客さんがいらっしゃるとは聞いてましたが、広島ですか〜」と言われました。こう驚かれると、遠くから来たかいがあったってモンです。

その後、お天気の話などしながら、広い田んぼを抜けて、山間の道に入り、しばらくす
ると、温泉の看板や、「イベント会場」などと書かれた看板が目に入り、そろそろか
な・・と思っていたら、素敵な建物が目の前に見えました。

着いたのが、1時半頃で、チェックインまで時間があったので、そこのレストランで休むことにしました。斜め向いの席には、外人サンが2人・・しきりにおしゃべりされてるのが目に入り、(そういえば、今日はSKY&TELESCOPEの人も来るって天ガに書いてあったっけ・・まさかあの人達じゃないよね・・)などと思いながら、胎内ワインで作られているという、赤/白の美味しいムースをいただいていました。
お部屋に入って一段落したあとは、ホテルの地下の、ボーリングとプールに入りました。
波のプールや、ウォータースライダーで、アックンは大喜び。プールのテラスから
見える夕日がとても綺麗で、すっかりリゾート気分でした。
ところが、夕方〜時間が経つにつれ、薄雲が広がってしまって・・。19時過ぎに会場
に行ってみると、すでに多くの人で賑わっていましたが、空には、月も見えないほど厚
い雲。お天気はよくなさそうで・・・
それでも 開会セレモニーが始まる頃には、月も火星も見えてきていました。
林家小ゑんさんの司会で、黒川村村長さんはじめ、JPLの沼澤茂美さん、スタッフさん
や、参加されてる方々の紹介、そしてSKY&TELESCOPE誌からの取材陣へのインタビ
ューと続き・・で、見るとアラ?お昼に見たお二人じゃないですか。(あー、やっぱり
あのひとたちだったんだ)となんだか嬉しくって。
ステージではこのとき、女性の通訳さんがついておられたのですが、とても緊張されて
るようで、小声で通訳されてるところに、小ゑんさんがジャンジャン突っ込み入れたり
されるので、その様子を見ていたアックンのひと言が・・「おかーさん?あのひと、なんかウルサイねぇ」(アハハ・・ホントね)
記念撮影が済むと、星空落語が始まりました。お話はスピーカーで流されてるので、
それを聞きながら、会場内を見て回ったのですが、ホントにたくさんのテントが並んでいて、写真集や、望遠鏡・・メーカーさんから手作りのものまで何度回っても飽きない感じ。
三脚用の木材なんかも 「ご自由にお持ち帰りください」なんて、ダンボールに投げ込
まれてるし、ファインダーや、アイピースや、双眼鏡なんかも、「格安」でゴロゴロしてし・・・まるでフリマそのものって感じでした。
だって、お金と車があったら、絶対に、たくさんお買い物して帰りそう。
ひと回りすると、ステージには、大きなスクリーンにTheSKYで投影されるプラネタリ
ウム解説が始まっていました。
星座のお話や、星座図が表示されたりしてるのは、ドームではないけれど、プラネタリウムそのまま。ただし、違うのは小ゑんさん独特の語り口で・・この、はくちょう座のクチバシの絵は、少しよくない、とか、この、わし座の頭は、も
う少し詳しい方がいい、とか・・なにかとイチャモンつけてるような印象が・・(笑)
夏の星座めぐりが一通り終わると、「TheSKYには、天体の画像も入っています。それを出してみましょう」ということで、ご自分がお好きだという、M13を。球状星団の画像が出て、「もうちょっと大きくできますか?」とのお言葉により、クリックして、スクリーンいっぱいに。「・・あ、いいですねー。大きくすると荒くなりますが、まぁ、遠くから見ればワカンナイですしねっ、あはは・・」なんて感じです。「では、お客さんからもリクエスト、どうぞ?」ってことで、火星出しましょかー、などど進行されていくなか、「地球!」という声があがりました。
「地球・・・は、入ってるンですかねぇ?>日立さん。 出してみましょっか・・地
球、地球・・・(マウスで追ってます)・・・あ、ありますねっ。画像は・・出るかな
っ?」 (しばらく画像が開くのを待つ、ステージ前の静寂な雰囲気) ・・のあと、小ゑんさん、
「あっ・・・かたまってしまいましたぁー(爆)」 と、まったく、楽しいプラネタリウム解説でした。
さて、大きな望遠鏡や、双眼鏡を設置されたりしてる メインのテントから離れたとこ
ろにも・・小ぢんまりと、パラソルを立てて、写真を展示されてる方もあり、ホントに
自由な感じの会場内でした。そこで観望する、というよりも、作品や、機材を見たりす
るという印象が強かったです。もっとも、お天気がイマイチだったせいもあるんでしょ
うけど・・・
遅くには、雷もゴロゴロしてきて、星もまったく見えなくなってしまいましたが、まだ
まだ会場は賑わっていました。
会場へは、ホテルからマイクロバスが1時間毎に出ていて、それを利用したのですが、最終の時間が22時15分でした。その時間も近づいてきたので、(そろそろ帰らなくちゃいけないかナ・・)と思ってたときに目に入ってきたのが・・・雪景色の星空・・!?
思わず立ち止まってみると、そこでは 撮影された星景写真の画像を映しながら、音楽
を流してらして・・・数人の人たちが、そこに座って 写真を撮影されたときのエピソ
ードなどに、耳を傾けておられました。流れていた曲は、♪夏がくれば思い出す〜
と・・そう、「夏の思い出」でした。
(わー、なんか雰囲気良いなぁ・・) と思ったら、それ、フルートの生演奏だったん
ですよ。なんだか感動・・でした。
(わー、なんか雰囲気良いなぁ・・) と思ったら、それ、フルートの生演奏だったんですよ。なんだか感動・・でした。 だけどやっぱり、帰りの時間が制約されるのは、あまりいいものじゃないですね。
送迎をされてたホテルの方には、もう1本、遅い時間の設定もあれば嬉しいですね、と要望を出しましたが、タクシーも夜中には不自由な場所なので、レンタカーでも借りていたら、夜の部も、もっとゆっくりできたかもしれません。


翌日は朝食で、SKY&TELESCOPEの編集長とお隣の席になりました。二人連れでいらしてて、ずっと話し込んでおられたのですが・・・
「ねね・・ あの人達、昨日ステージに上がってた人よ。挨拶してもいいかなぁ・・ダ
メかなぁ・・サインとか欲しいなぁ・・(ひそひそ)」
と、アックンに相談しても、 「さぁね。聞いてみたら?」 ・・・ツメタイ

〜でも、せっかくだし・・・と さんざん悩んだ末、思い切って話しかけてみると、お
二人ともニコニコして答えてくださいました。(前夜に販売されてた天ガ特製の星まつ
りTシャツを着ておられたので声をかけやすかったりしたのですが・・)
だけど、さすがに「サインください」とは言えず・・・ でも、カメラを持ってたの
で、
「写真、いいですか?」ってお願いしてお二人を撮らせてもらったんです。すると、
「一緒に撮ってあげよう」と言ってくださって、私とアックンも一緒に。とっても素敵
なお土産ができました。

SKY&TELESCOPE誌・・日本語版が出てないんですけど、よろしくね?というお話も
ありましたが、私は・・
「英語ちょっとしかわからないので、写真見て楽しんでまーす。」(ニコニコ)
別れ際には、編集長さんの「アリガトウ」って優しい笑顔にペコリと頭を下げ(やっぱ
り丸善で立ち読みするだけじゃイカン)と思ったのでした。
25日は、天気図講座や、昆虫教室、ロケット実験など、昼間に興味深い催しが用意さ
れていたので、もう一度会場に行ってから帰ろうと思っていたのですが、前夜のゲーム
が納得いかなかったアックンは、ボーリングをして帰るといってききません。それで、
結局そこで3ゲームもして時間を潰してしまい、すでにお昼近くになっていたので、会
場へ行くのはあきらめて帰ることにしました。

翌日の帰りのタクシーで、途中・・運転手さんに、「ここは、春には水芭蕉がとても綺
麗なんですよ」と教えてもらい、前夜のフルートのメロディが頭を過ぎりました。この
夏の行事も、これで終わりだなー、なんて思いながら、帰路についたのでした。

帰りは、私も楽しみにしてた新幹線・・MAXあさひ・念願の2階車両で帰りました。
東京でのぞみに乗り換え、広島駅に着いたのが、20時47分。予定より2時間早く帰
宅したのですが、一息ついた22時半過ぎ・・京都の星仲間から携帯に電話があり、
「大丈夫!?」
「え・・・なんですか?」
聞けば、関西で地震があり、新幹線も止まってるというじゃないですか。彼女には帰り
の予定時間を告げていたため、まだ新幹線の中じゃないかと心配してくださったわけで
すが、もしも予定通り帰っていたら、立ち往生してたのかも?

なにはともあれ、1泊2日の強行軍ではありましたが、楽しい胎内星まつりの旅でし
た。「誰でも参加できる」っていうフレーズが、「納得」です。できることなら、来年
も行ってみたいナ・・・

・・・・今度は、たくさんのお小遣いと、できれば車も準備して・・・・