ワテック 天体用ビデオカメラWAT-100N

2001年10月18日 WATECの天体用ビデオカメラ WAT-100Nが来ました。

かねてより、流星観測では威力を発揮するカメラと言う事は知っていましたし、

もちろん今回の購入は ずはり「しし座流星群」をねらうためです。

カメラはWATECの会社のホームページのお勧めセットをお願い。

カメラ本体+8mmのオートアイリスレンズ+ACアダプター+ビデオケーブル

カメラ本体はこんな形で ものすごく小さい。38万画素1/2inch CCD 570 TV Line

しかも 最低被写体照度 0.001 lx. F1.4

左>>レンズで 右>>カメラ

レンズの方が本体よりずいぶんでかい

Cマウントのレンズは

焦点距離 f=8.0mm 絞り範囲F0.8 画角は45°(H)×34V と言う事は、35mmフィルムのレンズで
40mm位かと・・

ビデオケーブルを部屋のビデオに繋ぎ、カメラと接続。コントローラーを繋いで 最後に電源を繋ぐと・・・

全く映らない・・・・・どうしたんだろうかと初めてマニュアルを読み始める。

「あッ・・・・」

どういう訳か、オートアイリスは電線むき出し。当然半田付けでくっつけて、通電しないと

オートアイリスは閉じたままで、全く写らない。と言う感じ。さっそくはんだごてをゴソゴソ探し出して

配線図をにらみながら 結線をする。・・・はんだごてを持ってない人はどうすんだろう??

オートアイリスの結線をすると・・・暗めの部屋がまぶしいくらい明るく映った。さっそく三脚に

固定して、ベランダから夜空にカメラを向けると・・・・・・・「おおお!!!写った」

肉眼では1等星しか見えないのにワテックのカメラを通すと なんとまぁ!
4.7等級はしっかり見えます(ステラナビゲーターで確認)

オオ!こと座に流れ星!!


2001年10月18日

ひとまず、ベランダに三脚で固定して撮影をしてみた。画像処理をして見やすくしてみました。

もう少し画像を重ねると見やすくなるかもしれませんね。

色彩のあるのはノイズ。限界等級は4.7等級くらい。

2001年10月19日

続いて、星夜撮影にチャレンジしてみました。

薄雲がかかり、昨日より眼視でも明らかに透明度は落ちています。

右側上に「はくちょう座」のデネブ。白鳥の羽根が見えます。右下のモヤモヤは雲です。

左側に「ペガスス座」のエニフが見えています。3.8等級まで写っています。

直接繋いだ画像では、もう少し見えていたのですが、ビデオ撮りしてパソコンへ取り込むと

かなり、画質が落ちてしまいます。

ここに、流星が写った動画ムービーファイルを置いておきます。702キロバイトあります。

  流星の動画

ペガスス座の馬の鼻先を下の方へ流れています。


2001年10月24日 「しし座流星群の秘密兵器」

コントローラーには
上から シャッタースピード
ゲインコントロール

ゲインのオートマニュアル切り替えスイッチ

そしてガンマ補正スイッチが

OFF  LO  HI と、選ぶ事ができます。

私の持っているデジタルビデオカメラ(DV)は古いので、入力端子が無い。
そこで15年ほど前の8mmビデオカメラを、復活させました。

キャノン A-1と言うその当時最先端の8mmハイエイト 10倍ズーム ピエゾ素子
オートフォーカス。のビデオカメラ。今は大きくなった我が家の子供達の成長記録を
撮り続けた、記念すべきビデオカメラ。(今はゴミ)

このビデオカメラの入力端子にワテックWAT100-Nを接続します。

ソニーのDCR-PC1

せっかくのデジタルビデオカメラも子供が大きくなると、ほとんど使うチャンスが無くなってしまう。

上からリモコン端子、ビデオアウトそして
オートアイリス端子・12ボルト入力

レンズはHG0808AFCS-HSPと言う形式。
焦点距離8mm 明るさ0.8のすぐれもの

レンズには ねじ止め式のフォーカス調整
が付いています。これはメチャ便利ですね。

暗闇でも、難なく、ピントがバッチリ。そして
ロックが出来ちゃいます。