アストロクラブふくやま「美星天文台」貸し切り観望会  児玉英夫
2010年10月10日22時〜翌4時
開催場所:岡山県井原市美星町大倉1723-70


約半年ぶりの美星町の巨大望遠鏡を借り切って、観望会を開きました。
前日までは、雨がよく降っていたが、夕方からにわかに晴れ間が拡がり、美星町の天文台に雄志が集結した頃には、めったと無い「満天」
満天と聞きつけて集まってくれたメンバーも仲間に入れて、夜が白むまで、堪能をした

西空に沈む白鳥座とスペースデブリ観測所
美星天文台は「恐竜絶滅・大都市破壊」 クラスの小惑星探査を目的とした望遠鏡が据え付けられています。

 

02 カシオペア(中央)とハートレイ彗星
300倍で観ると、視野の中でずんずん動いて行くのがよくわかり、不思議な感じでした(池田)


 


03 ドーム上のすばるとオリオン座


04 日本鋼管と福山市街(70mmにて撮影)



 

05 東の空に昇る冬の星座(岡山、水島の街明かり)
06 ドームのスリットから見たカシオペア

観望会2
 

07 冬のダイアモンド

観望会2
 

08 北極星を中心に、カシオペアと北斗七星


 

09 カノープス(右下、地平線上)
10 参加者記念写真

11 美星天文台・口径101cm反射望遠鏡

いつもの事ですが、もっぱら眼視(直接目で見る)での観望で、世界的に見ても、学者ならいざ知らず、
我々アマチュアに、解放をしてくれるというのはうれしい事です。

美星観望会参加いただいた 児玉先生、中谷先生、高橋さん、池田さん、 そして、池田さんがお連れ頂いた高校生君お疲れ様でした。

開始直後のシーングを除いて当初予定の前日と打って変わって、天気に恵まれた観望会になって本当に良かったです。
 
皆様の(私も含めた)日頃行いのお蔭だと思います。私も久々に星空と101cmを堪能させて頂きました。 (辻本)

見始めた頃は風が強くてピントが合わずどうなることかと心配して
いましたが、夜中から風が止んで見事に見えて良かったです。(池田)

美星天文台での初めての一夜、一晩中みごとに晴れ渡り、落語の「明烏」じゃありませんが、
みんな「すごいすごい」と呻り続けた挙げ句、後ろ髪を引かれつつの床上げとなりました。
お陰様でふつう肉眼で観るはずのない観ることの出来ない数多の天体を、美星天文台の主砲101cmの強靱な集光力と、
池田氏の神業的フィルターワークで、心ゆくまで堪能することが出来ました。嗚呼、楽しかった!また是非参加したいと思います! (高橋)

撮影データ、Canon EOS X2、ISO1600
01〜03 シグマ17〜70mmズームレンズ(17mmF2.8で20〜30秒露出)
05〜11 シグマ15mm対角魚眼(F2.8で20〜30秒露出)
星野はコントラストを強調処理
撮影:児玉英夫