美星天文台貸し切り観望会


新市の高橋です。



8月27〜28日の「美星天文台クラブ観望会」は生憎の天候でした。
参加された会員+αの合計6名は、残念ながら不完全燃焼で下山することになりました。

石井さんからレポートの提出を乞われましたが、観望会が成立しなかったので、
ついうっかり参加者の皆さんのお姿を全く撮影しておりません(面目ない)。

そこで、お茶濁しといっては失礼かも知れませんが、
お馬鹿な初老の浮かれ具合を幾葉かお目に掛けようと存じます。

8/27(土)

出発は午前11時。途中時間調整のため、馴染みの自転車屋(神辺町近田)で小一時間ほどおしゃべり。



13時43分 ひと山(羽賀峠/標高90m)越えて、
岡山県小田郡矢掛町宇内(31.96km/標高50m)はゲンジボタルの里。これから右手の山へ県道48号を登ります。

13時56分 けっこうハードな勾配です(33.18km/標高100m)。

 



14時27分 ふた山(標高220m)越えて、井原市美星町東水砂(35.17km/標高180m)。有名な看板に遭遇。

 

15時22分 美星町大倉の交差点に到達。ここまで来ればほとんど山上です
(39.01km/標高395m)。


「中世夢が原」の駐車場にあるレストランで、大盛り蕎麦を食べてゆっくり休憩し、
 


ぼちぼち天文台へ。

16時46分 「美星スペースガードセンター」のお仕事は、まるで地球防衛軍の最前線基地みたい。
「渾天儀」の大きさに圧倒されます。

 

絵的には美しいのですが、レンブラント光線は天候悪化のしるし(?)

雲行きは妖しく、時折雷鳴が轟いております。みんな、来るのかなぁ?
 

18時に開館となり、綾仁台長にご挨拶したあと、さっそく101cm鏡のドームへ。中内さんが薄雲を透してのベガを導入されましたが、人間の2万倍の集光力をもってしても、ほんとうにか弱い光でした。


何にも見えなくなり、バルコニーに出てみたら、奇っ怪なことに、東天に夕焼けが発生しておりました。


会議室で綾仁台長の星座案内が始まりました。悪天候にもかかわらず会場は満席でした。すごいことです。






 

諦めきれずもう一度ドームへ。しかし雷雲が接近し湿度も急上昇し、台長のご指示でドームは開けられず、天体望遠鏡教室が始まりました。

梅雨の時期にメッキしたばかりなので、輝きが美しい口径101cm主鏡。
 


自転車で参加した僕は帰るに帰られず、中内さんにお願いして、待機室に一泊させて頂きました。もとより徹夜覚悟でしたから、蒲団は拒否して、夜明けまで備え付けのビデオで、懐かしい天文行事などを鑑賞しました。

 


【おことわり】 結局参加されたのは、
辻本氏とお連れの女性2名、
中谷氏、
池田氏、

それに僕の合計6名でした。

何度もバルコニーに出て天候回復を祈り続けましたが、一時回復の兆候が現れたものの、その後は悪化の一途を辿りまして、四国上空の激しい稲光を観望することしばらく、僕以外は午前3時頃には撤収されました。参加のみなさんの画像がないのはひとえに僕の大失態です。