流星の視差による違い

編集:石井照章

適度に離れた2点間で全く同じ流星を撮影し「立体視すると」そこに空中を飛ぶ流れ星が
くっきりと天空の星達の下に立体的に浮かび上がるはずだという事で実験してみました。

アストロクラブのメンバーに問いかけたところ

左が中谷さん撮影の 11月19日2時50分〜3時00分来見小学校の画像
右は池田さんが 11月19日2時53分〜??に仙養ヶ原で撮影した画像

ハッキリと視差が認められ立体的に見えています。

目を合わせるのがたいへん難しいかも知れませんが、皆さんチャレンジしてみてください。

なお、直線距離で12キロくらい離れています。

もう一つ 距離は南北に6キロほど離れています。さらにハッキリ、立体視が出来ました。

左は、田曽さんが三和ライディングファームで4時7分に撮影されたもの
(撮影データ 28ミリレンズ露出5分)

右は、児玉さんが仙養ヶ原で撮影されたもの。
(撮影データ 28ミリレンズ 露出10分)

佐藤会長が送って下さいました、ご近所の写真屋さんが笠岡の農道空港で撮影された画像と
藤井律男さんの画像が偶然まったく同じ流星を捕らえていました。

左が藤井律男さんが撮影された画像 右は福山市山手町で写真店をされている徳永さんの
撮影画像。上の火球も見事に立体視出来ますし、その下にある小さい流星も立体的です。


立体視、体験・練習コーナー

立体視が「どうしても見えない」という方の練習

児玉さんが撮影されたしし座流星画像で、立体画像を合成してみました

どうやって見るのか説明します。

画面から30cm〜60cmくらいの距離を置いて、2枚の写真の真ん中に頭を移動します。

次に人差し指を12センチくらいのところへ置いて、そこに目のピントを合わせます。

目の焦点はそのままで画像の方に注視すると・・・・・・・

あらまぁ不思議な、流星立体画像が目の前に出現します。

慣れると白丸を目印に「寄り目」にすると立体画像になります。


最後にもう一丁、谷本さんの画像で合成立体画像を作ってみました。