天文台の電化

仙養ヶ原観測所に電気が通じました

児玉秀夫

仙養ヶ原観測所に電気を引きました。
従来は、天体観測所なので、照明はなくても大丈夫、ということで、電化は考えていませ
んでした。しかし、インターネットで気象情報を見たり、冷却CCDの使用の便を考えると、
電気を引くことも必要になってきました。

また従来は一番近くの電柱まで300メートル程あり、電柱代を相当とられるのではない
かと恐れていました。ところが最近観測所の隣に別荘が立ち、80メートルほどのところ
ま電柱が来たので、中国電力に申し込み、電柱が2本立ちました。費用の負担はありませ
んでした。

8月に会員の田曽さん夫婦が2度にわたって内線工事をし、一式を寄付してくださいまし
た。8月末に電気がつながり、完成しました。引き込み料を中電工に26000円余り支
払いました。 プレハブにメーターとブレーカー、明るい蛍光灯とコンセント2ヶ所。観測室に電灯とコ
ンセント4ヶ所(2ヶ所は壁に、2ヶ所は赤道儀下のフロアーに。トイレにも電灯が付き
ました。

雷による被害の多い場所なので、帰りにはブレーカーを落とすことにしています。

←観測所内の望遠鏡の位置から見た電柱です。北側にあるとはいえ、高さが
10メートル程あり、北極星よりも少し高い位置まであります。ちょっと残念です・・・

観測室の中の蛍光灯です。わずか20Wですが、森中の虫が集まってきます。点灯する時はドアや屋根を閉めておく必要があります。暗室用の電灯や、明るさ調節可能なスタンド等を準備中です。













暗い中でコードに足を引っかけないように、赤道儀の下の床からコンセントを出して
います。壁にもコンセントがあり、延長コードがあれば、芝生の上での観測にも電気が使
えます。


プレハブに引き込んだ線は、観測所へは地下を通って延びています。ひっかけたり、撮影の邪魔にならないようにするための配慮です。
メーターは5802KWから開始です

常夜灯の遮光--->>>