びんご運動公園天体観望会 2011年8月13日

星空を散歩しよう 夏の夜空 天体観望会
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午後3時から打ち合わせがあり 
健康スポーツセンターでは 望遠鏡工作教室が行われた。
望遠鏡作りは20台準備したところ、申込が多く、最後はお断りしなければならなかったそうです。
保護者同伴でしたから、倍以上の人数でした。
コルキットのスピカ、口径40ミリ、焦点距離420ミリ、接眼鏡はケルナー12ミリ、倍率35倍、天頂ミラー付きでした。
私も作って見ましたが、とてもシャープに見える良い望遠鏡です(児玉氏からの報告)
午後3時に集結して、全体の打ち合わせ。

児玉先生・辻本さん・そして石井

ピンクのTシャツはボラーノのスタッフの皆さん。

昨年の実績があるので穏やかな打ち合わせ。

ただ・・天気が問題で、雨天の場合の打ち合わせは入念に行われる。

観望会は オートキャンプ場の3っつのスペースと

通路に望遠鏡を置いて、観望する。

 
薄雲がかかってはいるが、とりあえず準備を進める。

ところが 夕方6時を過ぎた頃、大粒のスコールのような雨が降り始める。

人間と望遠鏡は、とりあえず車の中に避難して、雨雲が通り過ぎるのを待つ

雨が降り始めたので、キャンプ場に上がっていた人もバスで
下の視聴覚室に降りて頂いて、
2009年の日食クルーズのビデオを上映したり、過去の目覚しい天体現象の写真などを見て頂き、解説も致しました。

観望会の申込は103名だったそうですが、夕立のため、断念された方もあると思います。
天気が悪かった場合、どうしよう・・・と言うので

地元の昆虫博士「江藤さん」に応援をして頂き、白い幕に蛍光灯で
虫を集める。夕立はあったし、周りがけっこう明るいので、

男の子が歓声を上げるような虫は来ない。

集まった虫たちは やはり蛾が多いですね。あと甲虫や、毒蛾も発見。

写真に写ってるのは2009年の皆既日食観望ですっかりお友達?になった

 

 

今回撮影をソニーのNEX-C3を使って見ましたが、

私には山ほどある自動撮影機能が邪魔で、

フルオート・夜間撮影モードは 失敗の方が多い。

無限遠しかない夜景。
ピンぼけにどうしてなるのか?ピントを合わすのに苦労した。

良いところは、コリメート撮影で
レンズの前玉が小さいのでひじょうに撮りやすい。

便利機能がたくさんあるが、直感的に撮るには「カメラが勝手に判断してしまう」
癖があるようです。

本日のハイライトというか、偶然というか JAXA古川聡 宇宙飛行士の乗った国際宇宙ステーションが
北西から現れて、南東の方角へほぼ真上を通り過ぎる。雲は多いが、日本棟もドッキングして大きくなった国際宇宙ステーションは
広島空港へ降りる、飛行機よりも明るく輝く。

児玉先生が「飛行機との違いは、赤い点滅灯がなく、自分で光っているのではなくて、太陽光の反射で我々に見えています」
だいたい350キロ上空では、まだ太陽が当たっているので、その太陽の反射で国際宇宙ステーションは見えているのです。と・・
用意した拡声器で皆さんに伝える。
今年の特徴は 参加者のみなさんとても詳しくて、特に

カメラでコリメート撮影が出来ると言う事を良くご存じでした。

私も辻本さんの望遠鏡でコリメート撮影をしてみました。

画像をクリックすると大きな画像があります

参加者は、
石井(ミード20センチ ミヤウチ対空双眼鏡)
江藤さん (昆虫教室)
中谷さん(フジノン15p大型双眼鏡)、
森川先生(15pジンデン鏡反射に7p双眼鏡)、
谷本さん親子(28センチ・シュミットカセグレン)、
辻本さん(20p反射望遠鏡)、
児玉さん(28pシュミットカセグレンに10p対空双眼鏡)
 

 

 

今回利用した、段ボールで出来た望遠鏡組み立てキット。

対物レンズ+接眼レンズとも、とても優秀で

価格は安いがひじょうによく見える望遠鏡キットです。