2003年火星大接近No.7 5/3日〜 8/9日〜 8/22日〜 8/23日〜 8/24日〜 8/29日〜
NHK放送 会長の赤道儀が昇天! 9/01日〜 9/07日〜 9/10日〜 9/16日〜 9/26〜 10/03〜

21日(木)の夜から22日早朝、仙養ヶ原天体観測所で取材を受け
8月25日(月)午後6時からの「お好みワイドひろしま」で放送。
この静止画と動画は8月30日(土)午前7時30分から「おはようちゅうごく」の再放送のものをキャプチャしました

動画ファイルは こちら 15メガバイトほどあります

火星が接近していると言うことですけれど、私も見ましたがハッキリと肉眼でも見るこ
とが出来るんですよね。6万年ぶりの大接近と言うことでこの機会に見ようと思われて
いる方も多いようです。中でもアマチュア天文家の皆さんが毎晩火星観測に熱が入って
いるんです。広島県東部のある天体観測所を訪ねてきました。
標高700メートル見晴らしの良い高台です。
一見倉庫のように見える小屋が建っていました。
児玉「これが天体観測所です」
   「え?」「確かに看板には」天体観測所と書いてありますけれども」
児玉「この中に僕らの宝物が入っているんですよ」
   「この建物自体が天体観測所ですか?」
児玉「そうなんですよ」
   「びっくりしました 屋根が開くんですね」
児玉「これで満天の星が見えるというわけです」
「この観測所9年前に児玉さんたち天文愛好家達が集まって、すべて手造りで建てたんです」
望遠鏡を雨や風から守る大切な役割を果たしている。
中には公共の天文台に匹敵するレベルの立派な望遠鏡が2台備えられています。
児玉「これは火星を見るには最高です、コントラストが良くて火星の淡い色もクッキリ
見えます」「中学高校のころ、自分で望遠鏡を作ってみたんですけれども、模様も何に
も見えないんですよねぇ・・それが悔しくてここまできたんですよ」今まで生きててよかったという感じです
今月の21日観測所の仲間たちが集まってきました。

金尾「そりゃぁもう今回逃したら」、生きている間これ以上の接近はないわけですから 絶対何があっても、見ておかなくちゃあならないです。
小川「火星が大接近ということで20年ぶりに望遠鏡を買いました」
「みんな気合十分ですね」 「ちなみに値段は20万円だそうです」

この日手作り観測所に小さな天文ファンがやってきました
福山市内に住む田代かのんさん8歳です。
住んでいるマンションからは近くにあるスー パーの明かりでよく星が見えないんだそうです。

3歳のときにはじめて買ってもらった本が星の図鑑だったということで星が大好きです。 火星が近づくのを楽しみにしていました。
田代かのんちゃん「火星に行ってぇ・・火星を一周してみたい」

準備が整いました。後は夜を待つだけです。

「屋根が開きました」火星は午後8時ころ南東の方角に上ってきます.この日の空は快晴
今までにないほどの絶好の火星観測日より。火星の模様まで見えるかもしれないと期待 は高まります。
火星が昇ってきました 
「かのんちゃんちょっとこっちへ来てごらん」
何が見えているかわかる・・これ火星だよな・・どういう風に見えるかな
えーとぼやけているけれど、真ん中に黒い筋があって斜めになっている 下にずっと下がっているよね。
お待たせしました これが火星です。黒い模様が見えます
大気の揺らぎでぼんやりと写っています。上のほうに白く光っているのが地球で言うと 南極に当たるところ。極冠といいます。

一晩中火星を見て夜が明けました かのんさんの火星に行きたいという夢が高まったよ うです また来たいです

これが本物の朝焼け風景です

 
やめられないですね。また見てみたいですね。みんなにまたこう言うのを教えてあげた いですね。ぜひ見てほしいと思います
皆さんほんと楽しそうでした。火星が最接近したのは今週の水曜日でしたよね。まだ本物を見られるんですか?
10日くらいは肉眼でも十分に大きく見えるんだそうです
午後8時ころから南東の空を注目して見てください。
これから火星を見る会を行うところがあるので紹介をしておきます。
広島県の神辺町立図書館で来月の7日に開かれます。夜の6時半集合で 問合せ先はごら
んのとおりです。
次回これほど大きく見えるのは284年後と言うことですから この機会を逃さずに火星
観測してみてください。

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